クズリvs天敵のクマやオオカミとのバトル動画 クズリが北欧最強?

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クズリ

一見すると小型のクマのように見えるクズリ。

クズリはイタチ科クズリ属に属する哺乳類ですが、イタチ科の中ではラッコと並びイタチ科で最大にもなる動物ですが、クズリはその風貌からイタチというよりクマという印象を受けることが多いようです。

「小さな悪魔」とも言われるクズリは英語ではウルヴァリン(wolverine)と呼ばれており、よく知られたアメコミのキャラクターの由来となっています。

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クズリはその外見の怖さや自分の何倍の大きさもあるヘラジカさえも襲ってしまうほど獰猛な生態や、オオカミやピューマ、さらにはヒグマにさえも一歩も引かず戦いを挑みその獲物を横取りする気性の荒さから北欧の最強動物とも言われています。

「ぼのぼの」のクズリくんで日本でもクズリの知名度が上がっていますが、実際はあんなにほのぼのとした臆病な性格ではなく、動物界最強とも言われるラーテルと並んで怖いもの知らずの獰猛な性格の動物なのです。

今回はそんな最強動物クズリの生態や天敵、クマとの闘いの動画などをご紹介したいと思います。

クズリはヨーロッパ、アジア、北アメリカの寒帯や亜寒帯の針葉樹林(タイガ)やツンドラに生息しています。

樺太にも生息しておりますので、かつて日本にも生息していた野生動物です(樺太が日本の領土だった時代)。

クズリの亜種としては、中国北部、モンゴル、北欧、ロシアなどユーラシア大陸に生息するユーラシアクズリとアメリカ合衆国やカナダに生息するアメリカクズリに分けられます。

クズリの体の大きさは、体長65~105cm、体重は9~25kgほどとなり、体のサイズ的にはオオカミやクマには遠く及びません。

また野生のクズリの寿命は7~10年程度と言われています。

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クズリの身体的な特徴としては、顎の力が非常に強く獲物の骨をもかみ砕くほどです。

またクズリは雪の積もった寒い地面でも自由に駆け回ります。

これは大きな足が体重を分散させ、深い雪の中でも埋もれることなく移動するのに適しているのです。

肉食性が強い雑食のクズリは、ウサギやネズミ、リスや鳥などの小型~中型動物を主に食べ物としますが、木の実や果実などなんでも食べます。

さらに深い雪で身動きが取れなくたったヘラジカやカリブーなど、自分の何十倍もの大きさになる獲物も襲ってしまうほか、冬眠している哺乳動物の巣穴を掘り返して捕食してしまうこともあるというから驚きです。

さらに天敵ともなるオオカミ、ピューマ、そしてヒグマに対してもたった一匹で立ち向かい、見事獲物を横取りしてしまうというからまさにビックリ仰天です。

怖いもの知らずで自分よりも大きく凶暴な肉食動物にさえも臆する事無く立ち向かっていく姿は、同じように怖いもの知らずのラーテルと同様、小型哺乳類で最強と言える生態をもっています。

またクズリの生態としては、繁殖期以外は単独行動しオスは600~1000平方キロメートルもの広いテリトリーを持っており、縄張り内の複数のメスと交尾する一夫多妻制です。

メスは1回の出産で2~4頭の赤ちゃんを主産し、2,3月間は母乳で育て、生後2,3年で子どもは性成熟します。

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北欧では最強動物とも言われるクズリですが、毛皮目的の乱獲や、家畜を襲う害獣としての駆除などにより生息数は減少してきていますが、まだ絶滅が危惧されるほどというわけではないようです。

身体の小さなクズリは動物界全体では最強とはさすがに言えませんが、その体格に見合わない力と負けん気の強さでラーテルと共に小型哺乳類最強と呼ぶにふさわしいことは間違いないかと思います。

そんな凶暴で獰猛なクズリですが、あまり人を襲うことはなくむしろ人になつくこともあるようです。

同じ野生のイタチの仲間で家畜化されたフェレットが、いまやペットとして世界中に流通し、人なつこい人気のペットとして飼育されていることからイタチの仲間は人になつく要素が元々あるのかもしれません。

現在日本の動物園でクズリを飼育しているところは一つもありません。

わざわざ展示するほど魅力がある動物ではないとのことなのですが、クズリ好きのコアなファンのために一箇所くらいは飼育する動物園があってもいいかと思うのですがね。

コメント

  1. 名無しの愛国者 より:

    日本にクズリがいる動物は無いのか