タスマニアデビルのかわいい赤ちゃんの動画! 生態や性格、鳴き声も!人になつく?

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タスマニアデビル

オーストラリア固有の世界最大の肉食有袋類のタスマニアデビル。

一見、小熊のようなかわいい外見のタスマニアデビルですが、黒い悪魔と言われるほどその性格は獰猛で荒々しい肉食動物です。

ちなみに「デビル」と怖いネーミングが付けられていますが、この名前の由来は夜間に活発に活動し死肉をあさる様子や恐ろしく不気味な鳴き声がタスマニアデビルという名前の由来になったと言われています。

今回はオーストラリア固有種であるタスマニアデビルの生態や鳴き声、かわいい赤ちゃんが人間になついている成長の様子の動画などをご紹介したいと思います。

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タスマニアデビルの生息地は、オーストラリアのタスマニア島のみとなります。

古くはオーストラリア大陸にも生息していましたが、人間が持ち込んだ犬が野生化した「ディンゴ」により絶滅させられたと言われています。

タスマニアデビルの体の大きさは、体長は51~76cm程度、体重は6~12kgで、オスの方がメスよりも大きい体つきをしています。

またタスマニアデビルの野生での寿命は、5~6年ほどと言われています。

タスマニアデビルの身体的な特徴として、鋭い歯と強靱なアゴがあり、その強力な顎の力で獲物の肉、皮、さらには骨までかみ砕いてしまいます。

また視力は弱いですが、優れた嗅覚と聴覚を使って夜間でも獲物を探し当てます。

獲物の骨まで嚙み砕くほどの強い顎を持ち、生きた獲物だけでなく死肉をも貪る習性や、獲物の骨から皮まできれいさっぱり平らげてしまうことからタスマニアデビルは「森の掃除屋」とも呼ばれますが、これは自然環境の生態系の維持に貢献してるとも言えます。

肉食のタスマニアデビルは、ポッサムやウォンバットなどの小型哺乳類のほか、鳥類、昆虫、ヘビなど爬虫類などとにかくなんでも貪欲に食べてしまいます。

さらに大食漢のタスマニアデビルは、自分の体重の40%もの肉をたった数十分でたいらげてしまうほど大食いの肉食動物でもあります。

人間に例えてみると、とんでもない大食いですね。

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タスマニアデビルの生態ですが、夜行性のため昼間は巣穴や倒木の穴の中、藪の中などで休み夜になると餌を探して活動します。

あまり縄張りは持たず基本的には単独行動します。

「黒い悪魔」と言われるように性格は非常に気性が荒いため、他のタスマニアデビルとエサを取り合う際やメスを奪い合う際など、お互いに恐ろしく不気味な鳴き声で威嚇しあい、また噛みつきあうこともしょっちゅうです。

ですからタスマニアデビルの体はみんな傷だらけです。

タスマニアデビルの繁殖の生態ですが、メスは3週間程度の妊娠期間を経て、一度に20~40匹もの非常に小さな赤ちゃんを出産します。

タスマニアデビルは非常に多産です。

ですが母親には乳首が4つしかないため、生まれたばかりの赤ちゃんたちはまずこの4つの乳首をめぐって熾烈な生存競争が行われ、無事育児嚢にたどり着き乳首を獲得したほんの数匹の赤ちゃんしか生き残れません。

タスマニアデビルの赤ちゃんたちは、4カ月ほど母親のお腹の袋の中で過ごし、生後10カ月程度で独り立ちしていきます。

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気性の荒い性格のタスマニアデビルですが、その性格の荒さも原因となり個体数を大きく減らし絶滅危惧種となってしまっています。

タスマニアデビルは、デビル顔面腫瘍性疾患(DFTD)という腫瘍が感染して70%も個体数が減少してしまっています。

DFTDは悪性の顔面腫瘍で、腫瘍が大きくなると餌を食べるのが困難になってしまい半年ほどで餓死してしまいます。

この腫瘍はエサを取り合ったり威嚇しあったりするタスマニアデビル同士の噛みつき行為によって爆発的に感染してしまっており、タスマニアデビルの猛々しい性格が原因となってしまっているのです。

現在、オーストラリアの州政府や民間でのタスマニアデビルの保護活動も進んできているようです。

今回は保護されたタスマニアデビルのかわいい赤ちゃんの様子の動画をご紹介します。

赤ちゃんデビルが飼育員さんになついていてまるでペットのようです。

タスマニアデビルの特徴的なうなり声のような鳴き声や肉を貪っている様子などもぜひご覧ください。