【捕食】ネコ科最大のアムールトラ(シベリアトラ)!最強猛獣の狩り動画

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アムールトラ

トラはライオンと並びネコ科の中でも最大の動物ですが、その中でもアムールトラは8種類のトラの中で最大の大きさの体を持つ種類となります。

アムールトラは、ネコ目ネコ科ヒョウ属に分類されるトラで、別名シベリアトラとも呼ばれており、英語では「Amur tiger」や「Siberian tiger」と呼ばれています。

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アムールトラの主な生息地は、ロシアと中国東北部の国境を流れるアムール川や支流のウスリー川流域の針葉樹林帯(タイガ)となります。

シベリアのタイガ地帯となる極東ロシアに、野生のアムールトラの95%以上が生息していることからシベリアトラとも呼ばれ、戦国武将の加藤清正が朝鮮出兵の際に虎退治したのもこのアムールトラと言われており、日本にとっても馴染みの深い虎です。

トラの種類の中でも最大となるネコ科最大のアムールトラの大きさは、オスの体長は2.5~3.3m、メスの体長は2.4~2.8mとなり、オスの体重は180~300kg、メスの体重は100~170kgほどとなります。

最大で体重450kgもの大きさになるアムールトラも確認されており、まさに最大最強と呼ぶにふさわしい体の大きさが身体的な特徴と言えます。

アムールトラの夏毛はベンガルトラに似て短いですが、極東ロシアの極寒の地に生息しているため冬毛は夏毛の3倍もの長さになり、ただでさえ体の大きなアムールトラの威圧感がさらに増します。

アムールトラの寿命は、飼育環境での寿命は20~25年程度と言われていますが、野生での寿命はだいたい10~15年程度と考えられています。

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アムールトラの生態ですが、肉食なので主にイノシシ、アカシカ、ヘラジカなどの他、鳥や魚などなんでも捕食してしまいますが、ウシなどの大型哺乳類なども単独で倒してしまうほどの強力な力を持っています。

さらに同じ生息域でアムールトラと並び食物連鎖の頂点捕食者となるのはヒグマですが、アムールトラはそのヒグマさえも捕食してしまうほどの最強の肉食動物でまさに猛獣、そして最強と呼ぶにふさわしい強さを持った肉食動物です。

またアムールトラの生態として、他のネコ科動物と同様、単独で行動し60~100平方キロもの広い縄張りを持っており、一晩で10~40kmもの距離を歩いて獲物を探し回ります。

大型肉食動物と人間との死亡事故はライオンやワニなどに代表されるように枚挙にいとまがありませんが、アムールトラの生息地は極寒の人間がほとんど近寄らない地域になりますので、人間がアムールトラに殺されたという死亡事故はほとんどないようです。

ですが、アムールトラは最強の猛獣ですので、その姿を観察するのは動物園だけにしておいた方が無難なようです。

円山動物園、旭山動物園、多摩動物公園、京都市動物園など日本でも多くの動物園でアムールトラの飼育、展示がされているようです。

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アムールトラは毛皮目的や漢方薬の材料として乱獲・密猟されたり、また森林伐採による生息域の減少により個体数は大きく減少し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅が危惧されている絶滅危惧種に指定されてしまいました。

その後のロシア政府の密猟を厳しく取り締まる取り組みや、西側諸国の動物保護団体による保護活動により生息環境も改善され、野生のアムールトラは現在500頭ほどまで回復してきましたが、依然として危機的な状況に変わりはなく継続的なアムールトラの保護活動が必要となっています。

今回の動画はBBC EarthによってYoutubeにアップされた、アムールトラの狩りの様子を撮影した珍しい動画となります。

人類が武器を手にする前は、アムールトラ(シベリアトラ)は地球上で最強の生物でした。そんな最強のトラが強力な足の力で鹿をとらえる様子をご覧ください。