コビトイノシシはイノシシ科イノシシ属に分類される哺乳動物で、イノシシの中では最も小さい種類となります。
英語では「Pygmy hog」と呼ばれています。
レッドリストにおいて絶滅寸前の絶滅危惧種(Critically Endangered)に指定されるほど野生での生息数が減少している「珍獣」です。
個人的には世界三大珍獣に勝るとも劣らないレアな野生動物であると思っていますが、いかんせんまだ知名度が全然ないからしょうがないのかもしれません。
今回はそんな珍獣「コビトイノシシ」の特徴や生態とあわせて、かわいいコビトイノシシの赤ちゃんに授乳している動画などをご紹介したいと思います。
コビトイノシシの生息地は、インドの東部やバングラデシュ、ネパール、ブータンの湿気の多い草地に生息しています。
それも2m~3mもの高さとなるエレファントグラスなどの、高い草が生えている場所に生息しています。
コビトイノシシの体長は50~70cmほど、体重は6~10kg程度しかなく、その名前通りイノシシの仲間の中で最小種です。
寿命は10~12年程度と言われています。
コビトイノシシは雑食性の動物で、植物の茎や、根、昆虫類などを食べています。
人間の開発による生息環境の破壊などにより、コビトイノシシの生息数は激減してしまい、一時は絶滅したと考えられていましたが1971年に再発見されました。
現在インドでは保護活動も行われており、保護施設で飼育したコビトイノシシを野生に帰す試みなども進められていますが、現在でも密猟が続いており依然として絶滅寸前に指定されるほど絶滅が危惧されている野生動物の一つとなっています。
また、エレファントグラスなど背の高い草むらに生息し、体も小さいコビトイノシシの生態や生息数などについて詳しい事はわかっていないことも事実です。
手のひらサイズのかわいいコビトイノシシをペットで飼いたいって思う方もいるかもしれませんが、絶滅危惧種に指定されているのでコビトイノシシはもちろんペットでは飼育できないですし、日本で飼育している動物園も無いようですので残念ながら日本の動物園でコビトイノシシ見ることもできません。
今回はコビトイノシシの母親が赤ちゃんたちに授乳している様子を撮影した動画です。
まるでネズミかと思うほどちっちゃくてかわいいコビトイノシシの赤ちゃんが、一生懸命お母さんのおっぱいを吸っている姿がほほえましい、珍獣コビトイノシシの親子の動画です。