ピューマ(クーガー)がヘラジカを狩る捕食動画 ピューマの生態や性格は?

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ピューマ

ピューマは食肉目ネコ科に分類される大型のネコ科動物で、英語では「Puma」と呼ばれています。

別名でクーガー、マウンテンライオン、アメリカライオン、パンサーなどとも呼ばれています。

本日は南北アメリカ大陸の代表的な捕食者であるピューマの生態や特徴、自分よりも大きなヘラジカに襲い掛かる捕食動画などをご紹介したいと思います。

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ピューマ(クーガー)の生息地は、北アメリカのロッキー山脈の北端から中央アメリカ、南アメリカのギアナ高地やアマゾン流域、アンデス山脈の南端やパタゴニアの南アメリカ大陸の南端にかけて広く生息しており、
草原、森林地帯、湿地帯といった平地から標高4500mもの高地となるアンデス山脈の高地、さらに積雪地帯にいたるまでさまざまな自然環境に適応して生息しています。

近年のピューマの生息数の増加に伴い都市部にも現れるようになり、人間との遭遇に起こるピューマによる人間の死亡事故などもニュースに取り上げられています。

ピューマの体の大きさですが、オスの体長は1~1.9m 、体重は60~120kgほどとなり、メスはオスよりもひとまわり小さい体長0.8~1.5m、体重30~60kgほどとなります。

ピューマの寿命は、動物園などの飼育環境で20年程度、野生では10~12年程度と言われています。

ピューマの身体的な特徴として、視覚、聴覚に優れているだけでなく運動能力も非常に高く、瞬発力に優れ4m以上も垂直に飛べるほどの跳躍力を持ち、また木登りもうまく木の上にいるナマケモノなども木に登って捕まえてしまいます。水の中にいる獲物も水を気にすることなく追いかけていきます。

ピューマはヒョウやトラなど他のネコ科肉食動物と同じように、獲物に対して身をかがめてゆっくりと忍び寄って襲い掛かる奇襲型の狩りをしますが、ネズミやリス、ウサギなどの小型哺乳類、ビーバーやカピバラ、タヌキ、ペッカリー、ナ
マケモノなどの中型哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類、バッタなどの昆虫などなんでも貪欲に捕えて食べてしまいます。

さらにオジロジカやヘラジカ、南米ではグアナコやビクーニャ、アルパカといった自分よりも体の大きな動物も襲って捕食してしまいます。

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ピューマの生態としては、基本的には単独で行動する動物で、それぞれ大きななわばりを持っています。

またピューマは一夫多妻制で、妊娠したメスは80~95日ほどの妊娠期間を経て通常3~4匹の子供を出産します。

生まれたばかりのピューマの赤ちゃんの目は開いておらず、生後10日ほどで目が開き40日間程度は母親の授乳で育てられます。

オスは子育てに一切参加せず、メスだけが1年半~2年間ほど子供の世話し、その後子どもたちは独立していきます。

かつてアメリカでは、ピューマは家畜を襲う害獣として、またスポーツハンティングの対象として狩猟による駆除が行われ、アメリカの多くの地域で個体数が激減してしまいましたが、現在は保護活動により順調に生息数が増加しています。

ですが増加したピューマがロッキー山脈の東へと生息域を広げていくにあたって、今度は人間との衝突という事故も起こっているようです。

ピューマの性格はあまり獰猛ではないと言われていますが、やはりピューマも猛獣であることに変わりはありません。

空腹だったのか、あるいは急に人間と鉢合わせてしまったケースなど、実際に人間がピューマに襲われて殺されてしまった死亡事故もアメリカでは起きています。

ネコ科動物のピューマは人懐こい性格で、一部ではペットしても飼われているようですが、絶対に人を噛まないと保証できる猛獣はいないと思いますので、むやみに触ろうとしたりしない方が賢明でしょう。

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今回は、ピューマが大きなヘラジカを襲う狩りの動画をご紹介したいと思います。

自分よりもはるかに大きなヘラジカをダウンさせるピューマの強靭な力、運動能力の高さがよくわかるかと思います。