【閲覧注意】ペリカンが鳩を捕食する動画!ペリカンは怖い鳥なの?

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ペリカン

特徴的な大きなくちばしを持ち、まるで恐竜時代の翼竜の生き残りのような姿をしている大きな鳥のペリカン。

人懐こい性格のペリカンは、動物園では愛嬌を振りまきのんびりしている姿をよく見かけます。

ペリカンは、ペリカン目ペリカン科に属する鳥類で、ペリカンの種類の中で最大のハイイロペリカンや日本でも稀に見られるモモイロペリカンなど、全部で7種類のペリカンがいます。

今回は、ペリカンの生態や大きさ、鳩を捕食してしまうほど実は怖いプレデターであるペリカンの動画などをご紹介したいと思います。

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ペリカンの種類によって生息地は異なりますが、ペリカンの仲間はアフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部、オーストラリアやニュージーランドなどに生息しています。

温帯や熱帯の地域にある湖、池、川べりや海岸沿いなど浅い水辺を好んで生活しています。

ペリカンは越冬するために繁殖地から長い距離を移動するので、大手運送会社のシンボルにもなっており、特にモモイロペリカンは日本でも迷鳥として見られることがあります。

大きな体をしているペリカンですが、その中でも最大の種類のハイイロペリカンの大きさは、全長が1.7m以上、翼を開いた大きさは3m以上、体重は11キロにもなります。

空を飛ぶ鳥の中でもまさに最重量クラスの大きさです。

外見的な特徴として、ペリカンは非常に大きなクチバシを持ち、下くちばしからのどにかけて大きく袋状に伸びる「咽喉嚢(いんとうのう)」があります。

野生のペリカンの寿命は15年~25年程度ですが、動物園など飼育環境においては50年以上も生きるペリカンもいます。

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ペリカンは非常に食欲旺盛な鳥で、魚やカエルなどの両生類、甲殻類などを主に食べますが、鳩など同じ鳥類や鳥の卵、ヒナなどクチバシに入るものなら何でも食べてしまいます。

ペリカンの種類によって狩りの仕方は様々ですが、モモイロペリカンは群れの仲間で協力して浅瀬に魚を追い込む囲い込み漁なども行います。

ペリカンの生態としては、非常に社会性が高く同じ種類の仲間同士で大きな群れを作って活動しています。

繁殖地では群れでコロニーを形成し巣を作り、メスは1回の出産で2~3個の卵を産み、1か月程度卵を温めます。

オス、メスともに協力して子育てをしますが、ペリカンはヒナも非常に食欲旺盛の大食漢のため、親が運んでくるエサだけではペリカンのヒナたちにとっては十分な食料にはならず、

そこで兄弟同士の争いが起こり、親が狩りに行っている間に弱いヒナは巣から追い出されてしまうのです。

まさにヒナ同士の口減らしです。

巣から追い出されたヒナに親鳥がエサを与えることはないので、ヒナは飢え死にするのみです。

兄弟同士での生存競争による淘汰の結果、無事に巣立ちできるのは通常1羽のみです。

少し残酷な感じもしますが、過酷な自然環境を生き抜ける強い1羽を育てるため、ペリカンの親も複数の卵を産み生まれた直後からヒナを競わせているようです。

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動物園ではのんびりとした様子で、温厚なイメージが強く人懐っこいペリカンですが、やはり肉食の捕食者ですので、本質的には攻撃的で獰猛な性格をしています。

今回は、ロンドンのセントジェームズパークで撮影された、そんな獰猛な性格のペリカンが本性を現す、鳩を生きたまま捕食する動画です。

飲み込んだ鳩がペリカンの喉で暴れていますが、ペリカンは気にすることなく鳩をどんどん飲み込んでいきます。

残酷にも思える動画なので閲覧にはご注意頂きたいですが、これも自然界の食物連鎖なのでしょうね。