【閲覧注意】かわいい野生のテンが野ウサギを捕食する動画 テンの生態や生息地、種類は?

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テン

短い足と細長い体でちょこちょことすばしっこく動くテンは、イタチにそっくりな外見をした動物です。

イタチよりもペットとしてなじみのあるフェレットのほうがピンとくるかもしれません。

そんなテンは、ネコ目イタチ科テン属に分類される哺乳類でまさしくイタチの仲間なんです。

英語では種類により「marten」や「sable」と呼ばれています。

今回は、かわいい顔をしたテンの生態や生息地や種類、また凶暴な性格が露見される野生のウサギを捕食する狩り動画などをご紹介したいと思います。

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テンの種類と生息地ですが、日本の本州、四国、九州に生息しているのがホンドテンで、山地や平野部の森林地帯などに生息しています。

ホンドテンはさらに全体的に暗い色をしているスステンと全体的に黄色っぽい毛皮を持つキテンがいます。

さらに、

ロシア、中国、朝鮮半島、日本からヨーロッパ東部まで広く生息しているクロテン(北海道に生息するのは亜種エゾクロテン)、

ヨーロッパに広く生息しているマツテン、

カナダやアメリカ合衆国に生息するアメリカテンなどの種類のテンが北半球に広く生息しています。

テンの体の大きさは、体長が40cm~55cm程度、しっぽの長さが15cm~20cm、体重は1,200g~1,800gほどの大きさです。

また野生のテンの寿命は10~15年ほどと考えられています。

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テンは肉食性の強い雑食の動物で、エサはネズミやリスなどの小型哺乳類、鳥類、カエルなどの両生類、爬虫類、果実のほかにも、自分よりも体の大きいウサギやサルでさえも捕食してしまいます。

テンの生態ですが、テンは基本的に単独生活をしていてそれぞれ縄張りを持っています。

夜行性のため、昼は岩の陰や木の穴などで休み夜間に活発に活動します。

メスのテンは8か月程度の妊娠期間を経て、一回の出産で2~6匹程度の子どもを産み、1,2か月程度は母乳で子育てします。

野ウサギなど自分よりも体の大きい動物を捕食してしまうほど獰猛な性格をしているテンですが、上空から音もなく襲い掛かってくるワシやフクロウなどの猛禽類がテンの天敵になるようで、特に子供を持った親はかなり警戒するようです。

昔からテンの毛皮は高級品として重宝され、コートやマフラーなどに使用されてきました。

日本のホンドテンについても、特に最高級とされてきたキテンの毛皮については、キテンを仕留めた猟師同士がキテンの毛皮をめぐって殺しあったなどといった逸話も残されています。

またクロテンについても主に昔からロシアやアイヌでは高級毛皮として交易されており、現在でもシベリア産のクロテンの毛皮については毛皮の中の最高級品「ロシアンセーブル」として有名です。

このような毛皮のための乱獲により、今では日本だけでなく世界中でテンの生息数は大きく減少してしまっています。

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今回は、アメリカのミネソタ州北部のキャンプ場で撮影されたテンが野ウサギを捕食する狩り動画です。

野ウサギを20分以上も追跡するテンの能力や忍耐強さ、執念は秀でたものがあります。

すでにテンによって大きな傷を負ってしまった野ウサギの最期が近づいています。

大自然で行われている野生動物の食物連鎖の営みですが、かわいいウサギが無残に捕食されてしまうので苦手な方は閲覧にご注意ください。