シマウマvsライオンのバトル動画!シマウマの生態や種類、鳴き声は?

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シマウマ

特徴的な白と黒の縞模様で知名度も高いシマウマは、アフリカを代表する野生動物のひとつです。

2016年にシマウマという映画が上映されましたが、野生動物のシマウマとは関係ないようです。

シマウマは、ウマ目ウマ科ウマ属に属する白と黒の縞模様のある馬を総称した動物です。

シマウマは英語で「zebra」と呼ばれており、横断歩道はその縞模様から「ゼブラゾーン」とも呼ばれるほど、日本人にとって「シマウマ=縞模様」は認知されています。

縞模様のロバと呼ばれることもある通り、シマウマの鳴き声や姿、大きさは馬よりもロバに近く、遺伝子的にもロバの近縁種となります。

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シマウマの生息地は、アフリカ東部や南部などのサバンナや草原、丘陵や山地などとなり、シマウマの種類によって生息地が異なります。

シマウマは大きく3つの種類に分類され、その種類は

アンゴラやナミビア、南アフリカ共和国など南西アフリカの山地に生息し、シマウマの中で最小の種類のヤマシマウマ、

エチオピア、ケニア、タンザニアからボツワナ、ジンバブエなどアフリカの東部や南東部のサバンナや草原に主に分布し、シマウマの中でも広範囲に生息しているサバンナシマウマ、

エチオピやケニア北部、ソマリアなどの乾燥した草原地帯に生息し、シマウマの中で最大の種類のグレビーシマウマ、

の3種類となります。

サバンナシマウマは、グラントシマウマやチャップマンシマウマなどいくつかの亜種に分かれており、グラントシマウマは日本の動物園でもよく見る種類のシマウマです。

シマウマの体長は、2~2.8m、体重は200~450kg程度で、体つきもサラブレッドというよりはロバのような体格をしています。

野生のシマウマの寿命は15~20年ほどで、動物園などの飼育下では25年程度となります。

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シマウマの生態として、ライオンやハイエナなどの肉食動物に捕食される側の動物なので、警戒心が強く臆病な性格をしていますが、
シマウマには高い走行能力がありライオンよりも速い時速65kmで長時間走り続けることができ、かつジグザグと細かいステップを踏んで肉食動物を振り切ります。

通常は臆病な性格のシマウマですが、ライオンやハイエナに捕まってしまった時はおとなしく捕食されるのではなく、後ろ足で蹴ったり噛みついたりと反撃する気性の粗さもあります。

またシマウマの縞模様は1頭1頭異なるのも身体的な特徴です。

一夫多妻制の群れで生活するシマウマは、1頭のオスと複数のメス、その子供たちからなる群れを作ります。

キリンやヌー、トムソンガゼル、ダチョウなどと一緒にいることも多く、草類を主に食べますが、果実や木の芽なども食べます。

シマウマのメスは1年程度の妊娠期間を経て、普通は1回の出産で1子を産みます。

生まれたばかりの子どもはすぐに立ち上がって歩くことができます。

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ライオン、ヒョウ、ブチハイエナ、リカオンといった陸上の肉食動物の他、ナイルワニもシマウマの天敵となります。

臆病な性格のシマウマですが、肉食動物に捕食されそうな絶望的な状況でもシマウマは決して諦めず、ライオンに喉元に噛みつかれて窒息させられそうになっても、ハイエナに内臓を食いちぎられても闘志をみなぎらせて闘います。

また気性が荒い性格も持ち合わせており、小型の肉食動物であれば逆に追い回してしまうこともあります。

ウマの仲間のシマウマなので、サラブレッドのような鳴き声をするイメージがあるかと思いますが、シマウマの鳴き声は意外にも「ワンワン、ワワン」と犬のような鳴き声を出します。

これもロバに似た鳴き声なので、シマウマはほんとにロバに近いのですがなぜシマロバではなくシマウマと呼ぶのでしょうかね。

シマウマの代名詞となっているその縞模様ですが、なぜ縞模様をしているかについては諸説あるようです。

ひとつはカモフラージュ説で、縞模様が草や木などの自然環境に紛れることによって肉食動物から身を隠す役割があると言われています。

また群れで生活している複数のシマウマの縞模様を見ていると、縞模様によってシマウマとシマウマの個体同士の境界がわからなくなり、目の錯覚を起こした肉食動物が襲撃できにくくなるとも言われています。

このように、シマウマの白黒の縞模様は一見すると遠くからでも目立つように思われますが、実際は保護色の役目を果たしています。

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また他にも、単色な体色を好んで着地して動物の血を吸うツェツェバエが、シマウマのような縞模様のある動物を避ける傾向にあるため、ツェツェバエの被害から身を守る役割もあると言われています。

今回は、ライオンに捕食されそうになったシマウマとライオンのバトルの様子の動画となります。

喉元に噛みつかれてもお腹を食いちぎられても諦めずにライオンから逃れようとするシマウマたちです。

ライオンもシマウマも生き残っていくための生存競争として、狩るものと狩られるもので毎日繰り広げられているアフリカ大自然の野生動物たちのダイナミックな様子をご覧ください。