【捕食】ヒョウが木の上から襲いインパラを仕留める動画!ヒョウの大きさや狩りの成功率は?

スポンサーリンク

ヒョウ

すらっとした体つきに美しい豹柄模様で、ライオン、アフリカゾウ、サイ、バッファローと並びアフリカの野生動物の「ビッグファイブ」に称されるヒョウ。

その特徴的なヒョウの豹柄は、サバンナの草むらで姿を隠せる保護色となっています。

ヒョウは食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される肉食の哺乳類で、英語では「Leopard(レオパルド)」や「Panther(パンサー)」と呼ばれています。

今回はアフリカに生息するアフリカヒョウの生態や特徴、大きさや狩りの動画などをご紹介したいと思います。

スポンサーリンク


ヒョウの生息地は、アフリカ大陸からアラビア半島、中央アジアから南アジア、東南アジア、中国までと非常に幅広く分布しており、ネコ科動物では最も広い生息地をもつ野生動物です。

生息環境についても、山地から熱帯雨林のジャングル、岩場、そして乾燥地帯から湿地帯、積雪地帯まで様々な環境に適応して生息しています。

ヒョウには様々な種類の亜種が存在していますが、今回は一番なじみのある、サハラ砂漠より南のアフリカ大陸に生息するアフリカヒョウについて取り上げていきたいと思います。

ヒョウの体の大きさですが、体長は120~180㎝、体重は30~70kgほどで、薄黄色の毛皮に黒い斑点が外見的な特徴です。

ライオンやトラに比べると体格では劣り、ヒョウとよく似たジャガーと同じくらいの大きさになります。

南米大陸に生息しているジャガーとは生息地域が被ることはありませんが、ジャガーの方がヒョウよりもがっしりした体格が特徴となっています。

ヒョウの寿命は、野生では10~12年程度、動物園などの飼育環境での寿命は20年以上にもなると言われています。

ヒョウの身体的な特徴として、捕獲した獲物を他の肉食動物に横取りされないように木の上に運んだり、天敵から木の上に逃げて避難するなど木登りが非常に得意な動物です。

天敵であるライオンやブチハイエナ、またバッファローなど大型の草食動物などに襲われた際も木に登って退避します。

スポンサーリンク

ヒョウはほっそりとした体つきをしていますが力はかなり強く、自分の体重の10倍もの獲物を倒すことが知られています。

走る速度は陸上最速動物のチーターにはかないませんが、時速60kmにも達するほか6mもの幅を跳ぶ跳躍力を持っています。

また、ヒョウは噛む力も強く顎の力は80kgにもなりますので、自分の体重よりも重いシマウマなどもくわえたまま木の上に登っていくことができます。

肉食動物であるヒョウは、シカ、インパラ、イボイノシシ、ヒヒなどを捕食することが多いですが、鳥類や魚、昆虫などを捕食することもあります。

ヒョウはライオンと違い遠吠えなどはあまりせず、獲物を狙うときも静かに忍び寄って突然襲いかかったり、木の上などで待ち伏せをして飛び降りて相手を倒す「待ち伏せスタイル」の狩りをします。

体高を低くして草むらに紛れて獲物に忍び寄ったり、木の上で待ち伏せする際に豹柄は周囲の景色に溶け込むのに理にかなっているのですが、
意外にもヒョウの狩りの成功率は低く、チーターの狩りの成功率が50%と極めて高いのに対し、ヒョウの狩りの成功率は20%程度とあまり狩りが得意ではないようです。

ですので、せっかく捕えた獲物をライオンやハイエナに横取りされないためや保管してしばらく食べ繋げるために、捕えた獲物を他の肉食動物の手が届かない木の上でプロテクトするのです。

ヒョウの生態としては、他のネコ科動物同様、基本的に単独で行動し、オス、メスともに縄張りを持っていて自分の縄張りには尿でマーキングしていきます。

繁殖期のメスは、だいたい90~105日程の妊娠期間を経て、通常2、3頭の赤ちゃんを出産し、洞穴や岩の割れ目、草むらの繁みなどで育てます。

目の閉じている状態で生まれてきた赤ちゃんヒョウは、生後10日ほどで目が開き、生後2週間ほどで歩けるようになります。

ですがこの生後間もない時にトラやライオン、ブチハイエナなど天敵である他の肉食動物に赤ちゃんヒョウが子殺しされてしまうことも多く、ヒョウの赤ちゃんの生存率はそれほど高くないようです。

スポンサーリンク

ちなみにヒョウの仲間としてクロヒョウがいますが、これは亜種ではなく劣性遺伝によって突然変異した黒変種でヒョウの特徴である豹柄模様も確認できます。

この黒変種であるクロヒョウは、インド南部やマレー半島、スリランカなどではよく見られ、この地域では主にジャングルの中で生活するヒョウにとっては黒い身体がカモフラージになり有利になっているという事が個体数が多い理由として指摘されています。

今回は木の上で待ち伏せしているアフリカヒョウが、華麗にジャンプしインパラを捕食する狩りの様子の動画をご紹介したいと思います。

頭上の死角から襲われたらインプラも逃げようがないですね。

まるで忍者のように俊敏な動きでインプラを仕留めるアフリカヒョウの狩りの動画をご覧ください。