日本の特別天然記念物、野生カモシカの動画!カモシカの生態や性格、特徴は?

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カモシカ

カモシカと聞くとシカの仲間だと思われますが、カモシカは偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類されるウシの仲間です。

日本には特別天然記念物のニホンカモシカが固有種として生息しており、英語では「Japanese Serow」と呼ばれます。

よく細い足のことを「カモシカのような足」と言っていますが、実際カモシカの足はどっしりとしており細くはありません。

「カモシカのような足」とは本来はレイヨウのことを指しています。

今回は日本の特別天然記念物であるニホンカモシカの生態や特徴、野生のカモシカの動画などをご紹介したいと思います。

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ニホンカモシカの生息地の分布ですが、日本の本州や四国、九州の標高500~2000mの山岳地帯の森林や林、崖の付近となります。

カモシカの種類は、ニホンカモシカの他にタイワンカモシカ、スマトラカモシカがいますが、カモシカの生息地はアジアの山岳地帯となります。

ニホンカモシカの体の大きさは、体長100~120cm程度、体長30~45kg程度となります。

カモシカはウシ科の動物ですが、体の大きさからみてもウシよりもヤギに近い体型をしてます。

またニホンカモシカの野生での寿命は10~15年程度、動物園など飼育環境では20~30年程度と言われています。

カモシカの身体的な特徴として、カモシカの角はオスメスともに生え、オスだけ角が生えるシカとは異なります。

またカモシカの角はシカの角のように毎年生え変わることはなく、一生伸び続けます。

草食動物のニホンカモシカの食べ物は、草や木の葉、木の実のほか果実や花なども食べます。

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ニホンカモシカの生態ですが、通常は単独で行動しなわばりを持って暮らしています。

オス同士の縄張りは重なることはないですが、オスの縄張りに数匹のメスの縄張りが重なり合うことがあります。

カモシカは日中はほら穴や木陰などで休み、早朝や夕方に活発に動き回ることが多いですが、夜間に活動する事もあります。

カモシカの繁殖生態としては、メスは7ヶ月程度の妊娠期間を経て、1回の出産で通常1頭の子供を出産します。

カモシカの子供は半年ほどは母親に母乳を与えられ、生後1年程で独立していきます。

ニホンカモシカの天敵は、ツキノワグマやオオカミ、野生化した犬などですが、ニホンジカの増加による同一生息地での食料の競合なども挙げられます。

ちなみに二ホンカモシカの子供の生存率は低く、生後1年間で死亡する子供は50%にもなると言われ、天敵に捕食されるほかに険しい崖から足を滑らせ転落してしまうケースや、深い雪に埋もれて死んでしまうケースなども多々あるようです。

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ニホンカモシカは基本的におとなしい性格をしているため人を襲うことはまずありませんが、好奇心の強い性格のため、人里近くに降りてきたニホンカモシカに遭遇することも間々あるようです。

現在、ニホンカモシカは日本国の特別天然記念物に指定されており、狩猟などは禁止されておりますので、ニホンカモシカに出会っても狩りをしてはいけません。

今回は野生のニホンカモシカを撮影した動画をご紹介したいと思います。

シカとは違うカモシカの角の様子や、決して細くないカモシカの足など、じっくりご確認ください!

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