【捕食】グリズリーの母親と逃げ惑うヘラジカの子と生死のデッドヒート

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グリズリー

グリズリーと言えばホッキョクグマと並ぶ陸上最大の強さの動物との呼び声が高い動物ですが、その最大の強さはその巨体に比例したとてつもないパワーです。

最大の個体は体長3メートル、体重が450キロ以上もの大きさに達します(かつてイエローストーン国立公園で508kgものグリズリーが捕獲され世界最大かと言われています)。

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グリズリーはクマ科クマ属ヒグマ種に属し、ヒグマの亜種として分類されています。

日本の北海道に生息するエゾヒグマとも近縁種となります。

北米では、内陸に生息する熊をグリズリー、沿岸に生息する熊をヒグマ (Brown Bear) と呼ぶことが多いようですが、実際のところヒグマとグリズリーを区別する明確な基準はないようです。

グリズリーはかつては北アメリカ大陸西部に幅広く生息していましたが、人間による開発によって生息域が減少し、現在はアメリカのアラスカや北西部、カナダの西部に生息しています。

ヒグマの亜種であるグリズリー(ハイイログマ)は、北アメリカに生息するクマ科の大型動物ですが、雄の平均体重は260kg、雌の平均体重は170kgとなり、平均的な大きさは日本のヒグマとあまり変わらないことが調査されています。

またグリズリーの寿命は、野生で25年程度です。

グリズリーは巨体ながら時速50km程で走り、泳ぎも得意な野生動物です。

あの巨体で時速50kmものスピードで追われたら人間などひとたまりもありませんね。

さらに若い個体は木登りも得意なので、森の中で不運にもグリズリーに出会ってしまったら逃げる事も出来ず為す術はないですね。

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グリズリーは生息する北アメリカ大陸において、生態系の頂点に君臨し、季節によってヘラジカ、トナカイやアカシカ、アメリカバイソン等の中型~大型草食動物や、ネズミ、リスなどの小型哺乳類、サケ、マス等の魚、松の実やベリー等の植物や果実、さらに昆虫や鳥の卵など何でも食べる雑食動物です。

生息地が重なり、獲物が競合するとオオカミとの獲物の奪い合いは北アメリカ大陸において頻繁に見られますし、子グマがオオカミの群れに襲われる事もあります。

グリズリーは基本的に単独行動をする野生動物ですが、子供を持つメスは子供と一緒に2~3頭ほどで行動します。

冬の冬眠の間にメスのグリズリーベアは平均2匹の赤ちゃんを出産します。

グリズリーの生息数は、現在でも熊猟などが行われており、アメリカ本土には現在1000頭ほどしか残っていないとされています。

そのためグリズリーは絶滅危惧種として保護するよう、アメリカ国内でも議論がなされています。

そんな生息数を減少させているグリズリーの珍しい狩りの動画です。

グリズリーの母親がヘラジカの子供をチェイス、ヘラジカの子供も右に行ったり左に行ったりと細かくステップを踏んで懸命に逃げます。

なにしろ捕まってしまったら命はありません。

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ヘラジカは懸命に逃げますが、地面の障害物に躓いてしまったところであえなく捕まってしまいます。

母親クマが新鮮な生肉に貪っているところに2頭の子グマたちが、僕たちにもごはんちょーだい、とでも言わんばかりに近寄ってきます。

人間も他の動物たちの殺生の上で生かされているという事を改めて痛感させられる野生のグリズリーの捕食動画です。

苦手な方は閲覧ご注意を。