イケメンなゴリラのシルバーバックは性格もイケメンな動画!種類や生息地は?

スポンサーリンク

ゴリラ

ゴリラは霊長目ヒト科ゴリラ属に分類される大型の類人猿で、日本人にも知名度の高い野生動物かと思います。

ドンキーコングのような映画に象徴されるように、二本足で立ち上がって両手でポコポコと胸を叩いて威嚇するドラミングの様子は、ゴリラの外見のイカツさとあいまって凶暴な性格の動物という印象が強いですが、実際はゴリラは家族思いの優しい性格の動物です。

英語でGorillaと呼ばれるこの大型類人猿は、和名では大猩猩(おおしょうじょう)とも呼ばれているようですが、これはオランウータンを表す名称でもあるため昔はゴリラ、オランウータン、チンパンジーなど類人猿の区別があいまいだったのかもしれません。

スポンサーリンク

ゴリラの生息地はアフリカの限られた森林地帯なのですが、その生息地などによって大きく2つの種類に分けられ、

アフリカ西部に生息するニシゴリラとアフリカ中部~東部に生息するヒガシゴリラの2種類となります。

さらにニシゴリラは、カメルーンやガボン、赤道ギニアに生息するニシローランドゴリラと、カメルーンとナイジェリアの国境付近のクロス川付近に生息し、野生での生息数も200~300頭ほどしかいないクロスリバーゴリラに分けられます。

またヒガシゴリラは、ザイール川(コンゴ川)の東の低地雨林や山岳雨林に生息するヒガシローランドゴリラと、コンゴ共和国やウガンダ、ルワンダにまたがるヴィルンガ山地の森林
に生息するマウンテンゴリラに分けられます。

マウンテンゴリラはローランドゴリラよりも体が大きく類人猿で最大の大きさとなりますが、マウンテンゴリラの生息数もわずか650頭ほどです。

森林開発や人間による狩猟などで大きく生息数を減少させているゴリラは、レッドリストで絶滅危惧種に指定されてしまっています。

ゴリラの大きさですが、体長はオスが170~180cm、メスが150~160cm、体重はオスが150~200kg、メスが80~100kgにもなる大型の霊長類です。

野生での寿命は、35~50年とも言われている長寿の野生動物です。

スポンサーリンク

ゴリラの特徴として、他の類人猿と同様、地面を移動するときは両手を握って拳にして4足歩行のナックルウォーキングをします。

またオスは生後13年くらいから背中の体毛が白くなり、いわゆるシルバーバックになります。

筋肉隆々の胸や肩、腕の様子からもわかる通り、ゴリラの握力は通常400~500kgと言われていますが、最大で600kgもの握力にもなります。

人間の成人男性の平均的な握力が50kg程度ですので、ゴリラの握力がいかに強いかがわかるかと思います。

200kgもの体重を支えて木に登るゴリラですから、これくらいの握力がないとやはり重い体を支えることはできないのでしょう。

ゴリラは雑食性の動物で、木の葉や果実など植物を主な食べ物としていますが、アリやシロアリ、昆虫の幼虫など動物性の餌も食べます。

食べ物の食性や採食方法などは生息する地域によって異なってきます。

ゴリラの生態としては、オスのリーダーであるシルバーバックを中心として、複数のメスとその子供たちからなる群れを作って暮らしています。

群れの大きさは10頭~30頭ほどとなり、マウンテンゴリラとローランドゴリラによって群れの規模は異なってくるようです。

また高地に住んでいる群れと低地に住んでいる群れとでも群れの大きさは異なるのもゴリラの生態の特徴です。

スポンサーリンク

よそもののゴリラのオスがリーダーの座を狙ってきた時や、ヒョウなどの天敵が近づいてきた時などには、群れのリーダーであるシルバーバックは二本足で立ち上がってポコポコと胸を叩き大きな音をたてるドラミングで相手を威嚇します。

ほりの深い外見のイカツさやメディアでのイメージから、ゴリラは獰猛な性格の動物とのイメージが強いですが、非常に家族思いで温和でおとなしい性格です。

また非常に警戒心が強く神経質な性格なので、ストレスによる下痢やストレスによる心臓疾患などで死んでしまう個体もいるほどです。

言葉によるコミュニケーション力が高く仲間思いのやさしい性格ですが、思いのほかメンタルが弱いのもゴリラの生態の特徴と言えるでしょう。

そんなゴリラの野生での天敵はヒョウとなり、シルバーバックさえもヒョウに捕食されることもあります。

シルバーバックを失った群れは、それまで地上に作っていた巣を木の上に変えるなどして、捕食者を避けるような行動をします。

野生のゴリラの生息数は、森林伐採による生息地の破壊、食用のブッシュミートとして人間による乱獲、エボラ出血熱やダニの寄生などによる感染症などで減少しています。

逆にゴリラの死骸を食べた人間への感染による死亡例も起こっています。

ゴリラの生息国となっているアフリカの国々は国立公園を設置するなどしてゴリラの保護活動を進めておりますが、国内での内戦などにより食用としてのゴリラの狩猟は依然として続いており、さらなる対策が求められています。

スポンサーリンク

今回は、野生のゴリラの群れが道路を渡っている様子をとらえたYoutube動画です。

群れのボスであるシルバーバックは、群れの仲間が安全に道路を渡り終えるまで見届けています。

群れの中には母親の背中に乗った赤ちゃんゴリラもいて、子供のゴリラたちがナックルウォークで歩いている姿もかわいいです。

ほりの深い顔のイケメンゴリラのシルバーバックは、性格もやさしいイケメンでした。