ライオンやヒョウなどと比べるといまひとつ知名度が低く、よくハイエナとも間違われるリカオンですが、リカオンは実は肉食動物ナンバーワンの優秀なハンターでもあります。
リカオンは食肉目イヌ科リカオン属に分類される肉食動物で、英語では主に「Wild dog」と呼ばれています。
対してオリックスはウシ科オリックス属に分類される草食動物で別名ゲムズボックとも言われており、英語では「Gemsbok」と呼ばれます。
今回はリカオンやオリックスの生態や特徴、リカオンの群れが生きたままのオリックスを貪り食うちょっとグロい動画をご紹介したいと思います。
オリックス(ゲムズボック)の生息地は、アンゴラ、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ共和国などアフリカ大陸南西部のサバンナや砂漠地帯となります。
リカオンの生息地もサハラ砂漠以南のサバンナや半砂漠地帯となり、生息域が重なる両者は捕食者と捕食される側の関係です。
リカオンの体長は75~110cm、体重は17~35kgほどの大きさとなり、大型のイエイヌやオオカミと同じくらいの大きさなのですが、自分たちよりも体の大きいヌーやバッファローといった大型の草食動物を襲うこともあります。
一方オリックス(ゲムズボック)の体の大きさは、体長160~240cm、体重100~210kg、オス、メスともに長さ90~100cmにもなる直線的な立派な角を持っています。
リカオンの生態として、オオカミのようにパックと言われる群れで生活しており、群れの中できちんとした序列を持っているなど秩序のある社会性の高さが特徴です。
また狩りも群れで統率を取って行うため、リカオンの狩りの成功率は80%もの高さを誇ります。
リカオンが走るスピードは時速50kmほどとチーターなどには及びませんが、
スタミナ抜群のリカオンは何時間も群れで獲物を追跡し、獲物がスタミナ切れで疲れ切ったところを集団で一斉に獲物に襲い一気に仕留めるのがリカオンの狩りのスタイルです。
オリックスの生態としては、草食動物のオリックスは草、木の葉、果実などをエサとしています。
オリックスはオスを中心とした10~50匹程度から成る群れを形成して生活しており、暑い日中は木陰で休み、涼しくなる夕方から夜にかけて活発に活動します。
サバンナや砂漠地帯にも生息するオリックスは、暑さや乾燥に強く体から汗を出しにくくするなど、水分を体内に保持する高い能力を持っているのも生態の特徴となっています。
今回はリカオンの群れが生きたままのオリックスを捕食する動画をご紹介したいと思います。
捕えた獲物をライオンやハイエナなど他の肉食動物に横取りされることが多いリカオンは、捕えた獲物がまだ生きていてもお構いなく噛みつき内臓を引っ張り出し、肉を引きちぎって食べていきます。
弱肉強食の食物連鎖においてはごく日常なのでしょうが、グロい捕食シーンですので閲覧にはご注意ください。