動物園で保護されたかわいいピューマの赤ちゃん動画!鳴き声も

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ピューマ

ピューマは食肉目ネコ科に分類される大型のネコ科動物で、英語ではPumaと呼ばれています。

ピューマは私たち日本人にもなじみのあるスポーツブランド「プーマ」の由来ともなっています。

別名でクーガー(cougar)、マウンテンライオン(mountain lion)などとも呼ばれています。

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ライオンやジャガー、ワシなど、いろんな商品や乗り物、さらにスポーツチームなどのイメージとなっている動物は強い肉食動物が多いですが、このピューマも「プーマ」のモデルとなっているくらいなのですから、相当な強さがあるのでしょうか。

今回はそんなピューマの生態や特徴、さらにかわいい子供の泣き声動画などをご紹介したいと思います。

外見はライオンに似ていますが、ピューマはライオンやヒョウなどが分類されるヒョウ亜科ではなく、ヨーロッパヤマネコやオオヤマネコなどと同じイエネコの仲間となり、ネコ亜科の中で最大の大きさとなります。

ピューマ(クーガー)の生息地は、北アメリカのロッキー山脈の北端から中央アメリカを経由し、南アメリカのギアナ高地やアマゾン流域、アンデス山脈の南端やパタゴニア平原の南アメリカ大陸の南端にかけて広く分布しており、
平地の草原、森林地帯、半砂漠地帯、湿地帯から標高4500mもの高地となる山岳地帯、積雪地帯にいたるまでさまざまな自然環境に適応して生息しています。

ピューマの身体の大きさは、オスの体長は1~1.9m 、体重は60~120kgほどとなり、メスはオスよりもひとまわり小さいのが特徴です。

ライオンのような全身黄褐色をしており、体に模様はなく耳の縁と長いしっぽの先端が黒くなっているのもピューマの特徴です。

ピューマの寿命は飼育環境で20年程度となりますが、野生では10~12年程度となります。

ピューマの子供は、ヒョウやジャガーのように体に黒い斑点があり、尾には黒い輪が特徴となっていますが、全身の黒い斑点は成長するにしたがって消えていきます。

またピューマは視覚、聴覚に優れ、さらに5mも垂直に飛べるほどの跳躍力を持った優れた運動能力を持った動物というのもピューマの特徴です。

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肉食動物であるピューマは、主にネズミやリス、ウサギなどの小型哺乳類を捕食しますが、ビーバーやカピバラ、タヌキ、ペッカリー、ナマケモノ、さらにはたくさんのトゲを逆立てたヤマアラシさえもひっくり返して捕食してしまいます。またピューマは、オジロジカやヘラジカなどの大型動物をも捕食してしまうほどの強さを持っています。

標高4000mを超えるアンデス山脈の高地では、グアナコやビクーニャ、アルパカといった家畜も餌としています。

ピューマの狩りは、獲物に対して身をかがめてひっそりと忍び寄り、瞬発力と敏捷性で一気に飛び掛かりその強力な力で抑え込み喉元に噛みついて仕留めるスタイルですが、獲物に飛び掛かった衝撃で獲物が骨折してしまうほどの強靭な肉体の強さもあります。

ピューマは単独で行動する孤高の捕食者であり、直径9kmにもなる広大ななわばりを持っています。

繁殖生態は一夫多妻制で、メスは80~95日ほどの妊娠期間を経て通常3~4匹の子供を出産します。

オスは子育てに参加せず、メスだけが1年半~2年間ほど子供の世話をし、子供はその間に生きるための術や狩りの仕方など過酷な自然環境を生き抜く方法を親から学び独立していきます。

比較的温厚な性格のピューマは人間を襲うことはほとんどないようですが、開発による生息環境の破壊などにより人間の居住域と生息域が被るケースが出てきており、ペットの犬などがピューマに襲われるケースはたまに起こっているようです。

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食物連鎖の頂点にいるピューマには天敵となる動物はいませんが、子供やケガをして弱っているピューマは、オオカミやヒグマ、他のピューマなどに襲われるケースがあるようです。

また南北アメリカ大陸においてピューマと並び生態ピラミッドの頂点に君臨するジャガーですが、ピューマとジャガーは生息域が被るためこの2種が出くわす事も稀にあるようですが、生息環境においてピューマ、ジャガー双方にとって十分な食べ物となる餌があることから、威嚇だけで終わって相手を殺してしまうほどの戦いにはならないようです。

ですが、もしピューマとジャガーが本気でバトルしたなら、体格の差を考えればジャガーが有利なのではないでしょうか。

今回はアメリカのオレゴン動物園で保護されたピューマの赤ちゃんの動画です。

飼育員さんに哺乳瓶で授乳されているミルクを取り合う様子や「ピィー」という鳴き声がなんともかわいらしい動画ですので、ぜひご覧ください。