コンドルは飛んでいく! 最大猛禽類のスパルタ飛行レッスン コンドルの種類や寿命は?

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コンドル

ペルー発祥のアンデス民謡「コンドルは飛んでいく」でも日本人におなじみのコンドル。

その大きな翼を広げ、空高く飛ぶ姿はまさしく雄大で神々しさも感じさせます。

タカ目コンドル科に分類される肉食の猛禽類のコンドルは、空を飛べる鳥の中でも世界最大級の大きさです。

なかでもアンデスコンドルは世界最大の空飛ぶ鳥で、別名南米コンドルとも呼ばれています。

今回は、コンドルの生態や寿命、種類、またコンドルのヒナの飛行訓練の動画などをご紹介したいと思います。

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コンドルの種類と生息地については、

ベネズエラからチリにかけてアンデス山脈に生息するアンデスコンドルと、

アメリカ合衆国の西海岸に生息するカリフォルニアコンドルがいます。

カリフォルニアコンドルは北米最大の飛ぶ鳥ですが、アンデスコンドルはそれよりもさらに大きな体をしています。

その世界最大の飛ぶ鳥であるアンデスコンドルの全長は1~1.3m程度、体重は9~15kg、翼を広げた大きさは3mにもなりま。

またコンドルは非常に長寿の鳥で、寿命は50~60年にもなります。

空を優雅に飛ぶコンドルですが、体が非常に大きなコンドルが飛び立つのは容易ではなく、風の助けが必要です。

そのためコンドルは高い崖の上などから空中に滑空していきます。

空に飛び立つのは結構苦労するコンドルですが、一旦空に飛び立ち上昇気流に乗れば、ほとんど羽ばたきをせず翼を広げたまま飛行できるので、少ないエネルギーで何百キロメートルもの長距離を移動することが可能です。

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猛禽類のコンドルは肉食ですが、主にシカや牛など大きな動物の死肉を食べ物とします。

コンドルは非常に食欲旺盛で、死体をたいらげた後には骨しか残らないので、自然の掃除屋などとも呼ばれます。

コンドルと姿も食性も似たハゲワシ同様に、腐肉を食べても平気でいられるのは進化の過程でどうやらその消化器官が適応していったようです。

50年以上の寿命を持つコンドルのカップルは、同じパートナーと一生涯連れ添います。

コンドルは人間を寄せ付けない3,000~5,000mの標高の険しい崖の岩陰に巣を作り、通常1個の卵を産みます。

コンドルの卵は55日ほどで孵化し、ヒナは生後6か月ほどで空を飛べるようになりますが、2歳ぐらいまでは親と一緒に過ごしその後独立していきます。

人間による自然環境の破壊や、生きた家畜を襲うとの誤った認識によってコンドルの生態数は大きく減少してきてしまっていて、カリフォルニアコンドルは絶滅危惧種に指定されてしまっています。

カリフォルニアコンドルの野生での生息数は一時6羽まで減ってしまいましたが、保護プログラムによって現在は数百羽まで回復してきているようです。

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今回は南米のパタゴニアで撮影された、アンデスコンドルのヒナが両親から飛行訓練を受けている様子の動画です。

生後6か月のメスのヒナは高い崖の上から飛び立つ覚悟がまだできていないようですが、両親ともそんなことはお構いなしに若い娘を崖から押し出して無理やりにでも飛ぶ練習をさせています。

非常に教育熱心な親に鍛えられ、元気に飛び立っていければいいですね。

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