猛牛バッファローのリベンジ!ライオンを角で粉砕するアフリカスイギュウの強さは?

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アフリカスイギュウ

アフリカのサバンナの象徴ともいえる動物のひとつで、ゾウやサイ、ライオン、ヒョウと並んでアフリカビッグファイブに挙げられるアフリカスイギュウ。

ライオンやハイエナなど、肉食動物にも怯むことなく勇敢に立ち向かっていく姿はまさしくサバンナの雄とも言われる所以でしょう。

アフリカスイギュウは、偶蹄目ウシ科アフリカスイギュウ属に分類される牛の仲間で、英語では「African buffalo」と呼ばれます。

今回は、アフリカスイギュウ(アフリカバッファロー)の生態や強さ、天敵であるライオンを蹴散らし群れの仲間を救うドラマティックな動画などをご紹介したいと思います。

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アフリカスイギュウの生息地は、アフリカ大陸のサハラ砂漠以南の草原や湿地帯、低木林地帯などとなります。

毎日水を飲む動物なので、水辺の近くを好んで生活しています。

アフリカスイギュウの体の大きさですが、体長は2~3m程度、体高は1~1.5m、体重はオスは600~900kg、メスは300~600kgにもなる大型の草食動物です。

オスはメスの2倍ほどの大きさにもなります。

またアフリカスイギュウの寿命は、野生では16~18年ほど、動物園など飼育環境では25年以上にもなります。

アフリカスイギュウの身体的な特徴としては、何よりもオス、メスともに大きく湾曲した角を持っていて、中には1mを超える大きな角を持つ個体もいます。

見るからに強そうなアフリカスイギュウですが、がっちりした見た目通り非常にパワフルで、巨体で突進していく姿はまさしく迫力満点で猛牛の重戦車のようです。

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草食動物であるアフリカスイギュウは、主に早朝や夕暮れ時に低い木の葉や草などを食べています。

アフリカスイギュウの生態ですが、経験豊富なオスのリーダーを中心として100頭程度の群れを作って生活していますが、食料が豊富な草原などでは1,000頭から2,000頭もの大きな群れを作っていることもあります。

昼行性ですが、暑い日中は水を飲んだり泥浴びをしたり、体を休めていることが多く見られます。

アフリカスイギュウの繁殖形態としてメスは、300~340日間程度の妊娠期間を経て、1回に1頭の赤ちゃんを産みます。

6~12か月程度は授乳で子育てします。

メスの子供はそのまま群れに居続けますが、オスの子供は生後2年ほどで群れを離れて独立していきます。

比較的気性が荒い性格をしているアフリカスイギュウですが、子供のいるメスの性格は子供を守るために特に激しくなります。

巨体となる大人のアフリカスイギュウにとっては、自然界で天敵と呼べる動物はライオンとナイルワニくらいですが、子供の時はハイエナやヒョウなども天敵となります。

ですが、アフリカスイギュウは非常に勇敢な性格で、かつ仲間の結束が非常に強いので、捕食者に対しても群れの仲間で協力して立ち向かっていき襲われている仲間を助け出します。

さらに襲ってきたライオンを返り討ちにして殺してしまうこともよくあります。

最強捕食者であるライオンにとっても、アフリカスイギュウと戦うときはまさに命がけなんですね。

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今回は、そんなアフリカスイギュウの仲間の絆がよくわかる動画です。

ライオンに襲撃され一度は散り散りに逃げたバッファローたちが、襲われている仲間のもとに群れで戻ってきてライオンを返り討ちにしてしまいます。

アフリカスイギュウの角で大きく突き上げられたライオンは大きな怪我を負い、これから厳しい自然で生きていくのは難しくなるのでしょう。

弱肉強食の自然界において、狩るものと狩られるものの生死はまさに紙一重なのでしょうね。