大きな目がかわいいバイカルアザラシの子供動画!世界唯一の淡水アザラシの生態や特徴は?

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バイカルアザラシ

非常に大きな目が特徴のバイカルアザラシは、ゴマフアザラシと同様に小型のアザラシです。

英語で「Baikal seal」と呼ばれるバイカルアザラシは、食肉目アザラシ科ゴマフアザラシ属に分類される哺乳類で、淡水に生息する世界唯一のアザラシとなります。

今回は陸上に座礁してしまい地元民に保護されたかわいいバイカルアザラシの子供の人懐こい様子やその特徴的な大きな目の外見がよくわかる動画や、バイカルアザラシの生態や特徴についてご紹介したいと思います。

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バイカルアザラシの生息地はロシアのバイカル湖とその周辺です。

海と繋がっている部分から湖に入り込み、その後海水域と淡水域の両方に生息しているワモンアザラシと違い、バイカルアザラシは淡水のみに生息しているのですが、
全く海と繋がっていないバイカル湖にどこからバイカルアザラシがやってきたのか、またなぜ淡水のみに生息しているのかといったことはまだ詳しくわかっていません。

ちなみにバイカル湖は琵琶湖の約46倍もの大きさをしている世界で最も古い湖で、世界遺産にも登録されています。

バイカル湖は冬は水面が凍り付くほど寒く栄養素が乏しいにもかかわらず、多くの固有種が生息しており世界屈指の生物多様性を持つ湖であることから、
「シベリアの真珠」や、ガラパゴス諸島と並ぶ「生物進化の博物館」などと称されるほど地球上で豊かな生態系が残されている場所なのです。

バイカルアザラシの体の大きさは、体長100~140cmほど、体重は60~90kgほどで、寿命は他のアザラシよりも長く50年以上も生きると言われています。

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バイカルアザラシの身体的な特徴としては、なんといっても一見すると怖いと思うほど大きな目ですが、実際バイカルアザラシの事を大きな目をした宇宙人だという人もいるようです。

この大きな目を持つ理由として、バイカルアザラシは視覚を頼りにして水中で獲物を探すため、目の力が非常に発達して大きくなったと言われています。

バイカルアザラシの食性については他のアザラシ同様に、カジカなどの魚類や甲殻類などを食べます。

バイカルアザラシの生態として、基本的には単独で生活しておりますが繁殖期は一夫多妻のハーレムを形成します。

これも他のアザラシやアシカなどと同様の生態です。

メスは9ヶ月ほどの妊娠期間を経て、通常1回の出産で1匹の子供を出産します。

バイカルアザラシの子供は氷の中の巣穴で育てられ、2~3ヶ月間は母親の授乳で育てられます。

普通、アザラシの天敵といえばシャチやサメなどになるのですが、海から孤立しているバイカル湖の生態系の頂点に立つバイカルアザラシにはほとんど天敵はいません。

稀に湖岸でヒグマに襲われる事がありますが、ヒグマよりも毛皮や肉を目的とした人間による乱獲や漁具に絡まる事故などによってバイカルアザラシの生息数は減少してきています。

結局バイカルアザラシにとっての天敵も人間という事になるようです。

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日本でもバイカルアザラシを飼育している水族館はいくつかあるようで、カスピ海と同じ古代湖である琵琶湖の琵琶湖博物館や鳥羽水族館、またバイカルアザラシとして初めてショーを成功させ「温泉アザラシ」の愛称で親しまれている箱根園水族館などにバイカルアザラシが飼育、展示されているようです。

陸上に座礁して迷子になってしまったかわいいバイカルアザラシの子供ですが、地元の子供たちと人なつこくふれあったり、大きな目を閉じて眠っているかわいい様子などが撮影されたYoutube動画となります。

世界中でも淡水にしか生息しない珍しいバイカルアザラシの子供の動画をご覧ください。