【捕食】ヒヒがガチョウの子どもを捕食する動画!最大のサル、ヒヒは肉食動物?

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ヒヒ

世界で最も大きいサルであるヒヒ。

子供の頃、動物図鑑でマントヒヒを見たことがあるので、ヒヒというとマントヒヒを思い浮かぶのですが、ヒヒの種類には他にもアヌビスヒヒ(ドグエラヒヒ)、キイロヒヒ、ギニアヒヒ、チャクマヒヒが同じオナガザル科ヒヒ属に分類される同じ種類のヒヒの仲間です。

ヒヒは英語では「Baboon」と呼ばれていますが、和名のヒヒ(狒々)という名前は日本の伝説上の妖怪が名前の由来となっているそうです。

今回は、ヒヒの生態や特徴のほか、肉食動物さながらにガチョウの子どもたちを捕食する狩りの動画などをご紹介したいと思います。

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オナガザル科のヒヒは生息地や外見により上記の5種類のヒヒに分類されますが、アラビア半島やアフリカ大陸東部や北東部に生息するマントヒヒ以外の、アヌビスヒヒ(ドグエラヒヒ)、キイロヒヒ、ギニアヒヒ、チャクマヒヒの4種類のヒヒををサバンナヒヒとも呼んでおり、サハラ砂漠以南のサバンナや半砂漠地帯に生息しています。

ヒヒの体の大きさは、体長40~110cm、体重10~50kgで、オスのほうがメスよりも大きな体をしています。

大きな体のオスは体長110cm、体重50kgにもなるものもいますが、ヒヒの種類や生息地により体の大きさはまちまちです。

野生のヒヒの寿命は30年程度ですが、動物園など飼育環境では35~45年もの寿命になるようです。

ヒヒは雑食性の動物で、果実や木の葉、花、草などを食べていますが、昆虫や小さな哺乳類なども捕食するほか、鳥類やレイヨウ、ガゼルなど中大型哺乳類の子どもなども捕食してしまいます。

ライオンなどネコ科動物が獲物を噛みちぎるのとは異なり、霊長類であるヒヒは手を使って獲物を引きちぎりまるで手羽先を食べるかのように動物の肉を貪ります。

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ヒヒの生態として、昼行性のヒヒは主に地上で生活していますが、木登りも上手いので天敵から逃れる際や、休息の際などは木の上にサクサクと登っていきます。

ヒヒはリーダー格のオスを中心として数十頭の群れを作って生活していますが、時には100頭以上の大きな群れを作ることもあります。

メスのヒヒは180日程度の妊娠期間を経て、1回の出産で通常1匹の子どもを出産します。

14か月ほどの授乳期間を経て、大きくなったオスは群れを離れていきますがメスの子どもはそのまま群れに留まります。

ヒヒの天敵としては、ライオンやヒョウ、チーター、ハイエナなどのサバンナの肉食動物やナイルワニなどですが、チンパンジーがヒヒを襲って捕食することもあります。

天敵に襲われたヒヒは基本的には岩山や木の上などに逃げますが、時にはヒヒの身体的な特徴ともなっている鋭い犬歯を武器として天敵と戦い、捕食者を返り討ちにしてしまうこともあります。

サルの仲間であるヒヒは、基本的には木の実や木の葉などを食べる草食動物というイメージが強いのですが、時にはフラミンゴやガゼルなどを襲う獰猛な肉食動物の一面があり、またライオンやヒョウなどの上位捕食者に狩られる側にもなるというサバンナの食物連鎖の真っただ中に置かれている野生動物だということも、動物園でヒヒを見る時などには意識したいと思います。

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今回は、ヒヒの群れがガチョウの子どもを捕食する狩りの動画をご紹介したいと思います。

小川を泳いでいるガチョウの親子にヒヒが襲い掛かるも、ガチョウの親は我が子を守ろうと必死にヒヒに反撃するも、生まれたばかりのヒナは無残にもヒヒたちの餌食になってしまいます。

まさに命をつなぐ食物連鎖なのですが、長い間懸命に卵を温めてヒナたちを孵化させたガチョウの親たちの悲しみを察するとなんとも言えないです。