ペットのアルマジロのかわいい子どもたち!アルマジロの生態や生息地は?

スポンサーリンク

armadillo

戦車のような堅い鎧に身を包み、危険を察知した際はダンゴムシのように丸くなり、全身を覆う堅い甲羅で完全防御し難攻不落の要塞となるアルマジロ。

アルマジロの特徴は、人間が撃った鉄砲の玉をはじき返した事もあるといわれるくらい頑丈な甲羅を持っていることです。

動きが遅そうで一見ゆるキャラのような見た目のアルマジロの生態や特徴、ペットとして飼育されているかわいいアルマジロの子どもの動画などをご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

アルマジロの生息地は基本的に、メキシコ、アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、スリナム、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラなど中南米に広く生息し、熱帯雨林や草原、半砂漠のような比較的気候が穏やかで暖かい場所に生息しています。

アメリカ合衆国ではペットとしても人気で、アメリカ南部から東部では野生化したアルマジロも見られるようになっています。

アルマジロの仲間は全部で20種類ほどいますが、最大種のオオアルマジロは体長75~100cm、体重約30kg、最小種のヒメアルマジロで体長8~12cm、体重100gほどとなります。

アルマジロの寿命は、野生で8~12年ほど、ペットや動物園などの飼育環境では12~15年ほどと言われています。

アルマジロの尾は短く、比較的大きい耳をしています。
また、4本の足には丈夫な爪を持っていて、特に前足の爪は鋭く頑丈になっていて、地面の穴掘りに適してます。また天敵に襲われた際は敵に反撃できる武器にもなります。

アルマジロはアリクイのように粘着力のある舌を持ち、シロアリやアリなどを効率よく絡めとって食べるのに適しています。

スポンサーリンク

アルマジロの新陳代謝は低く、また脂肪を蓄える機能が乏しいので寒さはアルマジロにとって天敵です。

硬い甲羅のような鱗に覆われたアルマジロの体ですが、これは体毛が変化したもので、背中だけでなく、頭部や尻尾、四肢などほぼ全身を覆っています。

アルマジロにはジャガーやオオカミ、ピューマなどの天敵がいますが、それらの牙や爪から身を守るために体毛が鱗甲板へと進化しました。

雑食性のアルマジロは、鋭い嗅覚を駆使しアリなどの昆虫類、ミミズ、カタツムリ、ヘビ、植物、果実などのほか、死肉や腐肉なども漁ります。

夜行性のアルマジロの生態としては、日中は地下に穴を掘って作った巣の中で過ごしています。非常に長い睡眠時間を取り、1日に16~18時間も寝ています。

また、野生のアルマジロは基本的に群れを形成せず、単独行動しています。

種類によって異なりますが、メスのアルマジロは120日間程度の妊娠期間を経て、1回の出産で1匹の子どもを生みます。
生まれたばかりの赤ちゃんアルマジロは目が閉じていますが、2週間くらいで目が開き、9~12カ月で性成熟します。

スポンサーリンク

アルマジロの野生での天敵はジャガーやオオカミ、ピューマなどですが、娯楽としてハンティングの対象となったり、ブラジルのアマゾン川流域やパラグアイでは食用としてアルマジロが人間に狩猟されている所も存在します。

中南米では食用としてアルマジロの肉を食べるほか、楽器の材料として利用されるなど人々の文化に根付いているようです。