【グロ注意】リカオンの群れが生きたままのクーズーを貪る狩り動画

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リカオン

オオカミやハイエナとよく間違われ、同じアフリカのサバンナに生息するライオンやキリンなどに比べていまひとつマイナーなリカオンですが、実は肉食動物ナンバーワンの優秀なハンターであり、絶滅の危機に瀕している貴重な野生動物です。

最近けものフレンズでもリカオンの特徴である大きな丸い耳を持ったキャラとして登場しており、少しづつですが日本での知名度も上がっているのではないでしょうか。

リカオンは食肉目イヌ科リカオン属に分類される肉食動物で、別名ハイエナイヌとも言われハイエナに近い種類の動物かと思われますが、ハイエナはハイエナ科に分類されておりリカオンとは大きく異なります。

リカオンはどちらかというとオオカミに近い種類の野生動物です。

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リカオンの生息地は、サハラ砂漠以南のアフリカ大陸の草原やサバンナ、半砂漠地帯に生息しています。

リカオンの体長は75~110cm、体重は17~35kgほどの大きさとなり、大型のイエイヌやオオカミと同じくらいの大きさです。

体は粗く短い体毛におおわれ、黒、オレンジ、白など個体ごとに不規則な模様をしています。

リカオンの特徴となるその大きな丸い耳は、体温を調節する機能などがあると考えられています。

またリカオンの寿命は10~13年程度となります。

肉食動物であるリカオンは、主にトムソンガゼルやインパラ、シマウマなどの中型哺乳類を狩りしますが、大型哺乳類であるヌーやアフリカスイギュウを食べることもあります。

狩りの際は赤ちゃん子どもやケガをして弱った動物などを優先的に獲物として襲うのは他の肉食動物と同じです。

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群れで狩りを行うリカオンの狩りの成功率は80%もの高さとなり、肉食動物でもひときわ高い狩りの成功率となっています。

スタミナ抜群のリカオンは、時速50kmほどのスピードで何時間にも渡って群れで獲物を追跡することができ、獲物が疲れ切ったところを集団で襲い仕留めるのです。

ちなみに百獣の王と言われるライオンの狩りの成功率は20%ほどで、狩りの名手と言われる陸上最速のチーターでさえも50%程度なので、リカオンの狩りの成功率がいかに高いかわかると思います。

リカオンの生態としては、オオカミのようにパックと言われる群れで生活し、群れの中できちんとした序列がある社会性の高さが特徴です。

パックを構成するのはだいたい10頭前後のオスとメスですが、赤ちゃんが生まれた後は20~40頭もの大きさにもなります。

リカオンの群れの結束はライオンやハイエナなどよりも強く、ケガや病気をして弱ったリカオンにも餌を分け与えるなど、非常に仲間思いの野生動物であるという事もリカオンの生態の特徴です。

またリカオンは特定の縄張りを持たず常に移動しながら生活しており、1日に平均10kmも移動し獲物を探す生活をしています。

同じエリアにずっと居続けないため、広大なサバンナでリカオンに出会う事はなかなかないようです。

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同じ生息環境にいるライオンやハイエナがリカオンの天敵となり、しばしば獲物の横取りをされるほか、リカオンの赤ちゃんがライオンなどに殺されます。

また人間の開発による生息地の減少や家畜を襲う害獣としての駆除、イエイヌからの狂犬病や犬ジステンパーといった伝染病の感染などで1980年代における生息数は8,000頭ぐらいまで減少し、さらに最近の調査では3,000頭ほどしか生息していないと言われています。

すでに絶滅危惧種に指定されていますが、マイナーな野生動物であるリカオンの保護活動はお世辞にも進んでいないのが現状です。

貴重な野生動物のリカオンをアフリカの野生で観察するのは難しいですが、日本のいくつかの動物園でも飼育されているようです。

静岡県の富士サファリパークや神奈川県のよこはま動物園ズーラシアで飼育されているようなので、興味がある方は絶滅危惧種「リカオン」を間近で見れると思います。

今回の動画は、リカオンの群れがクーズーを襲い生きたまま捕食するグロい動画です。

クーズーは、体長180~240㎝、体重180~310㎏にもなり、シカのようなツノを持つ大型哺乳類ですが、ウシ目ウシ科に属する大型のウシの仲間です。

たくさんのリカオンの一斉攻撃を受けあえなくダウンしてしまうと、リカオンたちはクーズーが生きたままなのも気にせずかたっぱしから貪り始めます。

生きたまま体を引き裂かれるクーズーを見るとなんとも哀れで残酷に思えますが、これも自然界の弱肉強食の摂理なんでしょう。

苦手な方は閲覧にご注意ください。