【閲覧注意】ライオンvsハイエナ!肉食動物同士の生死をかけたバトル動画

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ライオン

ライオンは、食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される大型の肉食動物で、トラと並びネコ科では最大となります。

オスの立派なたてがみが特徴的であるライオンは、百獣の王として古くから強さや王の象徴とされてきました。

古来では王家の紋章として使われたり神格化した彫像物として、また現代でもプロスポーツチームの名前やディズニー映画のタイトルとしてなども使われており、人間にとって一番メジャーな野生動物といっても過言ではないかもしれません。

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現在は2種類のライオンが生息しており、

アフリカのサハラ砂漠以南のアフリカ大陸に生息しているアフリカライオンと、

インド北西部の森林地帯などに生息しているインドライオンです。

アフリカのライオンは、サバンナや乾いた平原、茂みのある岩地などを生息地としています。

ライオンの体の大きさですが、

体長はオスで170~250cm、メスで160~180cm程度、体重はオスで150~250kg、メスで120~180kg程度と、オスの方がメスよりひとまわりもふたまわりも体つきが大きいのが特徴です。

さらにオスのライオンにはたてがみがあり、外見的にメスとは容易に性別の違いを認識できますが、これはネコ科動物では非常に珍しい事です。

ライオンの寿命は、動物園などの飼育環境では寿命は20年程となりますが、野性での寿命はそれよりも短く10~15年程度です。

中でもオスのライオンが野生で10年以上生きるのは稀です。

縄張りやプライドの座を争って他のオスライオンと争う事が頻繁にあり、その争いで負った傷によって寿命を縮める原因となっています。

オスのライオンには、頭部から首、肩、胸にかけてごわごわした長いタテガミが生えており、このオスライオンのたてがみはライオンだけでなく野生動物そのもの全ての象徴的なものとして取り上げられることも多いです。

オスライオンのたてがみは、他のオスライオンや生息域を共有するハイエナやリカオンなどの他の肉食動物に対して、自分の体を大きく見せ威嚇するのに役立ちます。

また、メスへの性的アピール効果も強いと言われており、フサフサとたてがみの量が多くより黒っぽい濃い色をしたたてがみを持ったオスライオンほど、健康的で強いという証となり多くのメスライオンと交尾できる傾向が強くなります。

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生息するアフリカのサバンナにおいて、食物連鎖の頂点に君臨する百獣の王であるライオンは、主にヌー、インパラ、シマウマ、バッファロー、イボイノシシ
などを捕食しますが、地域によっては子どものゾウやキリンなど大型の動物を襲う事も多々見られます。

大人のゾウやサイ、カバ、ナイルワニなど非常に大型の動物になると怪我を負う危険もあるので襲う事は稀です。

大食漢のライオンは、大人のメスで1日におよそ5kg、オスで7kgの肉を必要とします。

そのために多くの動物を倒さなければなりませんが、狩りの仕方もネコ科の多くの肉食動物と異なり、ライオンは仲間同士などで協力して狩りを行います。

狩りの多くはメスライオンたちのみで行いますが、狩りの成功率は20~30%ほどとサバンナの王者に似つかわしくない低い成功率です。

そのため獲物が捕まらず食べ物に困窮する時などは、子供のライオンにまで食べ物が回らず餓死するといったケースも多く、生後1年以内に約50%のライオンの子供が死亡します。

ライオンは、暑い日中のほとんどは木陰などで休んでいて、夕方から夜にかけて獲物を取りに活発に動き出しますが、獲物の数が少ないときは1日中活動します。

また他のネコ科の肉食動物は通常群れを作らず単独行動しますが、ライオンはプライドと呼ばれる群れで生活しています。

ライオンのプライドは通常、1~2頭のオスと数頭のメス、そしてその子供たちが集まって10~15頭程度となります。

プライドはそれぞれ20~400平方キロメートルの縄張りを持っていて、他のプライドと縄張り争いをすることもしばしばあります。

かつてはアフリカ大陸の大部分とアラビア半島からインド中北部にかけて広大な範囲に生息していて、古代にはギリシャにも生息していたことが知られているライオンですが、人間の開発による生息地の減少や家畜を襲う害獣としての駆除、毛皮などを目的とした乱獲などによりその数は激減しており、20年間で30~50%まで生息数を減らしていて、絶滅危惧種に指定されています。

現在は世界的に保護の機運が高まっており、保護プログラムや国立公園の設置、地元住民への啓蒙活動などが進められており、ザンビアのエトーシャ国立公園、タンザニアのセレンゲティ国立公園、南アフリカのクルーガー国立公園などはナショナルジオグラフィックなどのメディアにも頻繁に取り上げられ、ライオンの保護活動地域として有名になっています。

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新たにプライドを奪い取ったオスライオンは、前のオスライオンの子どもを殺すことが頻繁にあり、「ライオンの子殺し」として知られています。

これは、子供を持ったメスは発情しないため、他のオスライオンの子どもを殺すことによってメスの発情を促すことが目的です。

野生のオスライオンがプライドのリーダーとして最盛期を迎えている期間は3,4年程度しかなく、その間により多く自分の子孫を残すためこのようなライオンの子殺しが行われています。

生物ピラミッドの頂点に君臨するライオンですが、大人には自然界に天敵とよべる野生動物はいません。

ですが赤ちゃんライオンは、飢えやジャッカルやハイエナなど他の肉食動物に捕食されたり、バッファローなど草食動物たちにも将来の脅威を排除するために殺されるなどするので、2才までにはだいたい80%もの子どもライオンが死亡してしまいます。

陸上最強の捕食動物のひとつであるライオンですが、人間との間に生じた人食いライオンの事件も多く残っており、その中でも1898年にケニアで少なくとも28人が犠牲になった「ツァボの人食いライオン」が最も有名です。

現在でも人間がライオンに襲われるケースも頻繁に起こっており、ナイルワニ、カバなどと並び地元アフリカでは人間の生命を脅かす危険な野生動物であることに変わりありません。

本日の動画は、百獣の王ライオンとサバンナの横取り屋ハイエナとの獲物や縄張りを争うバトル動画です。

通常はライオンが来ると逃げるハイエナですが、時にはその数にものを言わせて逆にライオンから獲物を奪い取ったりしてしまいます。

アフリカのサバンナで繰り広げられている、肉食動物同士の戦いの迫力ある動画です!